梅干し作りワークショップ開催します
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2023/05/15
今月の「あなたもエッセイスト」では、誤解、疑問、混乱、そして退屈を招かない表現について学びました。執筆者の思い込みによる表現が思いもよらぬ誤解を生んでいる事例がたくさんあるのですね。楽しかったので、一部紹介します。
例1. 彼女は山田さんのように速く歩けません。
この文は読み方によっては解釈が真逆の意味になってしまうのですね。彼女は山田さんと同じように速く歩けないのでしょうか。それとも彼女は速く歩くことのできる山田さんと同じようには歩けないのでしょうか。
読者が混乱しないようにするには、どう修正したらいいでしょう。山田さんの足が速いのであれば。「彼女は山田さんほど速く歩けません」。山田さんの足が遅いのであれば、「彼女も山田さんも速く歩けません」など。修正の仕方は他にもいろいろな表現がありそうです。
例2. 彼は転びそうになりながら逃げる男を追いかけた。
これでは、転びそうになっているのが彼なのか、逃げる男なのか分かりません。明瞭にするにはどうしたらいいのか、みなさんも考えてみてくださいね。
日常的に利用しているメールやSNSなどでも時々読解に悩まされる文章が届きます。テンポよくやり取りを成立させるために日頃から、少し角度を変えて自分の文章を読むクセをつけてみようと思いました。
来月の「あなたもエッセイスト体験教室」は、3月9日(木)9:30からです。詳しくはこちらをクリック!